雲取山Ⅲ(その2)
続きです。
ところが、この北面の急坂は雪が凍結。上部はシャーベットでなく氷です。
ロープを伝って、氷のない部分を見つけて慎重に下りていきます。
(このロープ、多分身をホールドする目的の太いロープではないと思いますので、ご注意!)
怪我もなくよかったのですが、ここはアイゼンをつけるべきであったと反省。
日差しの当たる南面の石尾根とは、別世界です。
雲取山荘へは【11:50】着。(上の写真)
山荘で百名山バッジを購入。
小屋の方によると、これから週末は人出が多くなるとのこと。 やはり、ここは平日泊まりが正解かも。
小屋は三峰山、三条の湯、雲取山山頂、ブナ坂への巻道の交差点。
巻道をとってブナ坂に下ります。【12:00】
可愛い鹿の親子がいましたが、シャッターを押したときには視界の外へ。 残念!
この巻道も日当たりが悪く、雪道で歩きにくい。
明るい石尾根へ出て、ほっとします。【12:35~12:40】
チョット風が出てきましたが、ブナ坂への歩きを楽しみます。
奥多摩小屋【13:00】~ブナ坂の分岐を素通りし【13:25】
巻道~七つ石山分岐【13:50】~堂所へ向かう。
堂所を【14:15】に通過。
このあたりから、膝と足下が気になりだした。 やはりロングコースです。
”坂はゆっくり、ゆっくり下らなければなりません” との名セリフがまた浮かんできました。 (笑)
ここから、いつも長く感じますが、ゆっくりと下りていきました。
小袖には無事に【15:20】着。
雲取山荘からの下りは、休憩含め3時間20分。
山頂から雲取山荘の時間を合わせると、約8時間の山歩き。
距離は多分24KM程度。 もう何か月もこんな距離を歩いたことはない。
リベンジなんて気持ちはさらさらなく、受け入れてくれた山にひたすら感謝です。
普段の通勤時、節電でエスカレーターのない長い地下鉄の階段を、
息絶え絶えでハアハアしながら上がっていくのに、
どうして山登りはできるんだろう なんて思います。(笑)
連続した急坂、ガレ場、岩場もないし、ザックも軽量化。
もう少しペースを上げれたかもしれません。
でも、過信してはいけない。 今はこの程度が最大限界であろう。
我が身の”察知能力”のなせるしわざかも。
だから、 皆さんに復活だなんて云われて、煽られても、
実力以上のことはしないようにしよう。 (笑)
”過ぎたるは及ばざるが如し” とならないよう自戒。
余談ですが、
福島原発の工程表、目標設定は重要だが、でっち上げの感(カン?) 。
信ずることのできるのは、事実と結果だけである。
時間の経過とともに、緊迫感は風化している。
が、危機は続いているのです。 当初の見方よりも悪化しているのです。
国民が懸念していることに対する”察知能力”がないと思わざるを得ない。
避難所へ行っても、失笑を買う。
こんな”KY”な人たちが日本をダメにする。
AH~ 下界に下りると、憤りと痛ましい気持ちが交錯する。
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帰路、プリウスのODOメーターをみたら、2万キロを超えていました。
納車から18か月。 平均燃費は約22km/L程度です。