7月7日 前回のシュヴァルツゼーからフーリへの下りの続きです。
*フーリへの尾根、末端からのツェルマット市街と渓谷の眺めです。
どれも露出がアンダー気味、補正しましたがコントラストが弱。ピント合わせも不出来ですが、どうぞご容赦を。マクロ専用レンズがあればいいですが、余分な重さとレンズ交換の手間を考えて持参しませんでした。
Silene Vulgaris シラタマソウ
??? 日本にもある花?
アキレア、ノコギリソウ
樹林帯に入ります。
Gasteria ガステリア、 奇妙な花
Epilobium dodonaei ?
マツムシソウ、尾根の上部から麓まで至るところで見かけました。
フーリまで20分。
ナデシコですね。
ホタルブクロの群生
古民家風のレストラン、閑静な感じで落ち着いて食事がとれそう? いや、週末の昼時は混んでいるかもしれませんね。
Echium Vulgare シベナガムラサキ?
牧草地にある小屋。思い出しましたが、Matterhorn のMatter=牧草地+Horn=山、つまり「牧草地の山」 と言葉からは穏やかでイメージが合わないですね。イタリーではChervino、シカの角という意味があり、先鋭なイメージの山名です。
Campanula Glomerata ホタルブクロ属
フーリのゴンドラ駅の近くには、ケーブルが置いてありました、メンテナンス用なのかな? 重さ約2.5トン。
フーリからマッターホルンエクスプレス(ゴンドラ)でツェルマットに下ります。
ゴンドラ駅からのマッターホルン、街のなかを流れるフィスパ川。
街の目抜き通りを通って駅前に向かいます。
ネズミ返しの古民家?倉庫かもしれません。
セントモーリシャス教会、このあたりから観光客のエリアです。
7月7日木曜日午後4時過ぎのツェルマットの街なか。行き交う旅行者のほとんどがNOマスク、一見すると「マスクのないコロナ前」の世界に戻っています。新型コロナは終息したのかと錯覚するかもしれませんね。夕刻から夜になると買い物や飲食に出かける旅行者で更に人出は多くなります。
狭い路地は馬車のみ?
ツェルマット地域の旗、自治体の旗にはライオンが使われているのが多いようです。
マスク着用はマイノリティーですが、アジア系、中東系の中には一定の割合でマスクを着用されています。アジアでは韓国系らしき旅行者の方が目立ちますが、ほぼマスクをされてます。欧米系の方(たぶん旅行者)でも着用されている方もいます。
気になるのは、真夏なのに場所を問わず酷い咳をされる方が多い。今迄のスイスでは見られなかった光景です。個人での申告・届け出義務もないようなので、潜在感染者、無症状感染者は相当数いるのではないでしょうか。
新型コロナの8月下旬時点での大雑把なスイスのデータですが、人口は日本125百万人に対してスイス8.7百万人で日本の7%・・・大阪府の人口にほぼ相当。累計感染者数は日本18百万人に対し4百万人で日本の22%、感染者数比率は日本が14%に対しスイスは46%, 累計死亡者数は日本4万人(0.03%)に対しスイス1.4万人(0.16%)で日本の35%。現在日本はもう4週連続で世界一の感染が続いていますので今後の数字は変わっていきますが、現時点でのデータだけからみると、スイスは相対的な感染者数と感染比率は約3.3倍、死亡者数は日本よりも5倍以上。なかば集団感染化した状態だと思います。隔離を含む規制・感染防止策の撤廃のレベルはヨーロッパのなかでも先行、観光産業への依存度が高いスイスの決断なのでしょう。
アルプホルンの演奏が近くで始まるようです。
ツェルマットの駅前広場