7月12日 火曜日 この日は4バレーの奥にあるモンフォールへ観光ハイク。
トルタン氷河、稜線の左にあるピークがモンフォール Montfort 標高3,328M です。
グリミシュア(シオン近郊)滞在3日目はナンダ Nandez の谷奥にあるシビエズ Siviez へ。
途中に丘陵地にあるナンダの集落。あまり知られない山岳リゾートですが夏よりも冬のウインターリゾート(スキー、スノーボード)かもしれません。こんなところがスイスには多くあります。ナンダ側の山腹を南に向かうドライブウェイを走行。
約45分でシビエズSiviezに到着。リフト乗り場の横に大駐車場(無料)があります。ナンダ・ヴェルビエ地区の山岳交通を一日乗り放題可能な4バレー(4つの谷)パスを購入。@49フランと安くはありませんが、モンフォールまで上がるならこれがお得のようです。円換算はしません、頭が痛くなります。;;(笑);; 支払いはクレジットカード(ひどいレートで円換算されます)でなくデビットカード(スイスフラン口座)で支払います。
標高1,730Mからスタート。最初はリフト、アクリル樹脂で出来た透明カバーで覆うことが出来ます。風や雪よけにはよさそうです。
スローダウン、中間駅?
4バレー駅に到着。ここからロープウェイに乗り継ぎます。
見下ろすと4バレー駅、ナンダの谷、ローヌの谷向こうにはベルナーアルプスの山々が見えます。
氷河からの水が流れています。
トルタン氷河が見えてきました。
レ・ジャンシアヌのコル 標高2,900M。モンフォールへのロープウェイ駅です。
トルタン氷河をまたいで稜線の山頂駅までロープウェイが運んでくれます。山頂駅の左のピークがモンフォール山頂です。
氷河の上部にはクレバスも見れます。氷河の表面を覆う雪もなくなっているようです。
10時40分、山頂駅に到着。標高1,730Mのシビエズからリフトと2つのロープウェイを乗り継いで、約40分ほどで標高差1,600Mを運んでくれます。
展望台に出ると、まず目に飛び込んでくるのはグラン・コンパン Grand Combin(標高4,314M)とコルパシエール氷河。圧巻の眺め! 湖はルヴィー湖 Lac de Louvie。グラン・コンパンはいくつかのピークからなる氷河の山塊で、コンバン・デ・グラフィニーレの山頂が標高4,314M です。ペニンアルプス西部ではもっとも目立つ山。
まずはモンフォールへ登頂。といっても奥峰まで登っても多分5~6分ですが、岩場なので慎重に登ります。
モンフォール山頂 標高3,328M。
グラン・コンパンの東の渓谷にはモーヴォワザン湖。左の山稜のピークはラ・ブルーラール。
ズームアップして切り取り、グランドジョラスとモンブラン。
ロープは張ってありますが、足場がよくないので私ひとりで奥峰へ。
前景の氷河の向こうにはペンネアルプス(スイス・イタリア国境)の山々、左の尖った山は?
ズームアップして切り取り、左の山はマッターホルンです。ツェルマット側からのプロファイルとは違いますね、やはりツェルマット側から見るのがいいです。右の三角の山はダン・エラン(4,173M)。
奥峰からはナンダ、ベルナーアルプスが見えます。
アローラの山群。アニビエ谷のヴァイスホルン、ジナル谷のダン・ブランシェは雲の中。
山頂からのパノラマを動画にしてみました。
展望台に戻ります。モダンなドーム型のカフェまであり。
ジャンシアヌ Gentianes のコルにロープウェイで戻ります。ここでランチをとろうかとも思いましたが、まわりは岩石ばかりの無味乾燥な風景。
ヴェルビエ(Vervier)側のラショー(La Chaux)までロープウェイに下りてみることにしました。
ラショーからのグラン・コンパンの山群。角度が変わるとイメージが少し変わりますね。
グラン・コンパンから北西に延びる山稜(ポワント・ド・ホヴェル、モン・ロニュー)、その彼方にはモンブラン。眼下に牧草地と樹林帯を眺めながらランチ休憩はあっという間に過ぎてしまいます。
放牧された牛、牛舎で飼われるのとは違っていい環境で育てられますね。
モンブランの針峰群は雲にかかってしまいました。
ラショーのレストラン。テラス席も結構客が入っているようです。ヴェルビエ側から入山者が多いようです。ヴェルビエはスイス最大のスキーリゾートと云われて麓のル・シャーブルはシャレー、ホテルが立ち並ぶ街のようです。ハイキングコースもヴェルビエ側の方が多くありますが、シオンからはアクセスに時間がかかります。
ジャンシアヌまでロープウェイで再び戻ります。
ジャンシアヌのドーム型レストランです。
4ヴァレーへ下ります。
ロープウェイの下にはアイベックス。
4ヴァレー、ここからもハイキングコースがありますがどれも時間がかかりそう。
シビエズへのリフト中間駅で下車して、そこから歩こうと思っていましたが、中間駅?には下りられそうもなくそのまま終点のシビエズまで乗車。
時間は1時半過ぎ、中途半端な時間になってしまいました。このまま帰るのはもったいない。
シビエズから東の山稜へのリフトが運行していましたので、行ってみることにしました。乗り放題チケットです。
リフトの終点、コンバッセリン Combatseline からのプチハイクは次回の記事に掲載します。